我慢できなかった生理痛が、ちょっと横になっただけで楽になったという経験はありませんか?そのときの体勢はどのような寝方だったでしょうか?
今回は、生理痛が和らぐ寝方とその理由をご紹介します。寝る体勢を変えて、生理痛を軽減していきましょう。
こんな行動が寝る前の生理痛を悪化させてる?
生理痛がつらいという人は、なにげない行動が生理痛を悪化させているかもしれません。1日の行動を今一度振り返ってみましょう。
まず始めに、夜遅くまでの飲食や寝る直前のスマホやパソコンなど、これらの行動は自律神経が正常に働かずにホルモンバランスを乱してしまうおそれがあります。ホルモンバランスの乱れは重い生理痛のきっかけになる場合もあるため、生理時には規則的な生活と十分な休息を取るようにして、自律神経の正常化を目指しましょう。
また、重い生理痛は冷えや血行不良が原因となる場合が多いといわれています。生理痛がつらくて寝込んでしまう場合には、温かい環境で保温効果の高い寝具やパジャマを用意して眠ることがなによりも大切です。
生理痛で寝込む前に、さらにひと工夫。
生理痛がつらくて寝込んでしまう前に、ちょっとひと工夫してみましょう。
生理痛が腰にくる人の場合は、クッションや丸めたタオルなどを用意して腰部に当てながら寝てみるなどの工夫をしてみるのがおすすめです。
冷えや血行不良が原因で起こる重い生理痛の場合は、寝る前の入浴でぬるめのお風呂にゆっくりとつかると血行が良くなり、精神的にも落ち着きやすくなります。その後、さらに湯たんぽなどで腹部や腰を温めながら寝るとつらい痛みが和らぐ場合もあります。
また、生理痛が重いと感じる人は、飲食はなるべくなら温かいものを食べるように心がけてください。体の中から体を冷やさないようにすることが大切です。夏場は冷えたドリンクをゴクゴクと飲みたいところですが、生理が来る少し前から冷たい飲み物を避け、なるべく温かい飲み物を取るようにしましょう。
寝方で生理痛を和らげよう!
人が痛みを感じるときによくとる「うずくまる」という姿勢、この体を丸める姿勢が腹部を温め、痛みを緩和させる効果があるといわれています。人によっては、うずくまるほど体を丸めなくても、横向きになって膝を軽く曲げて寝るだけで生理痛の痛みが緩和することもあるようです。胎児も母体の中で丸くなって育ちますが、この体勢が人間にとって特に楽に感じる姿勢なのかもしれません。いずれにしても「うずくまる」「横向きで膝を曲げて寝る」という姿勢がいいようです。
一方、うつぶせで寝ると痛みが楽になるという人もいます。うつぶせ寝が良い理由は、背部にある血管や神経への圧迫が軽減されるため、腰部の血行が良くなるからだそうです。反対に、腹部が押さえつけられる感じが嫌でうつぶせ寝は好まないという人もいるため、自分なりの楽な姿勢の寝方を色々と試しながら見つけていくのが良いでしょう。
まとめ
生理痛は人によって感じ方の差が大きいものです。生理痛が緩和される寝方や楽な姿勢などを見つけておけば、外出先などで痛みのピークが訪れたときに、横になることができるちょっとしたスペースを探して痛みを緩和することができます。自分にあった寝方を見つけて生理期間を少しでも楽に過ごせるといいですね。