「寒い季節になるとひざが痛む」「階段の上り下りが辛い」。そんな症状に悩まされたことはありませんか?寒さで血流が悪くなることなどが理由に挙がりますが、そもそも関節が痛む主な原因は、軟骨のすり減りにより関節炎などを引き起こしている場合が多いのです。通常、骨と骨の間には軟骨があり、そのクッション作用で直接ぶつかり合うのを防いでいます。しかし、加齢による新陳代謝の低下や、労働、運動による関節の使い過ぎで軟骨が減ると、骨同士がぶつかり合ってしまい、膝の曲げ伸ばしのたびに痛みが発生するのです。こういった痛みを伴う関節炎は、中高年齢層に多くみられ、特に女性の場合は40歳を過ぎたあたりから急激に増加し、日常生活にさまざまな支障をきたします。他にも動脈硬化や眼精疲労、五十肩など、加齢と共に多く現れる疾患も、実は軟骨成分であるコンドロイチンが不足することで引き起こされるのです。

このコンドロイチン、成長期には体内で合成されますが、年齢とともに合成能力が衰え、中高年では、1日に必要な摂取量400gの20分の1くらいしか合成できなくなります。コンドロイチンはギリシャ語で「軟骨」を意味する「コンドロ」に由来する名前で、ムコ多糖類の代表的な成分で、関節の軟骨のほかに脊髄や、皮膚、血管壁、目の角膜や水晶体、各臓器などに存在します。その働きは大きく2つに分けられ、ひとつは、保水性や潤滑性で皮膚の潤いを保ち、関節の動きを円滑にし衝撃を吸収する働き。もうひとつは、組織の消化吸収や新陳代謝を促進する働きです。合成能力が低下しコンドロイチンが不足すると、これらの働きが正常にできなくなるため、骨や関節の柔軟性が失われ、腰痛や関節炎などを引き起こしたり、肌の水分が失われ、シワやかさつきなどの老化にもつながってしまうのです。では、合成できなくなった軟骨成分はどうすればいいのでしょうか。コンドロイチンは、ニワトリの軟骨、魚の煮こごり、フカヒレ、納豆、オクラなどに含まれ、食品からも摂取することが可能です。また、メコバラミン(活性型ビタミンB12)を同時に摂取することで、より傷ついた末梢神経を修復し、痛みを和らげます。軟骨成分を補って、関節の動きをスムーズにさせることで痛みを取り除きます。元気でスムーズに活動できる体を手に入れ、いつまでも若々しいライフスタイルを楽しみましょう。