風味を加えたり、抗菌作用があるなどとして食生活に浸透している生姜(ショウガ)。「はじかみ」とも呼ばれ、スパイスや薬味として日本料理には欠かせない食材となっています。さて、このショウガですが、お料理以外の分野でも重宝されているのをご存じでしょうか?実は、生薬のひとつである「ショウキョウ」は、このショウガのこと。中国では紀元前500年頃から薬用として利用されていて、漢方薬にも多用されています。ショウキョウには体を温めたり、新陳代謝機能を高め発汗させるなどの特性があることから、寒気を伴う風邪の初期症状の治療に使われることが多い生薬のひとつです。
科名:ショウガ科(多年生草)
原産地:南アジア(熱帯アジア)
主産地:インド、アフリカ、中国、アフリカ西部、中央アメリカ、日本など
主な成分:ジンゲロール、ショーガオール、ジンゲロンなど
ショウキョウの働きとしては、殺菌効果や免疫細胞を増やしたり、抗炎症作用や鎮痛作用、刺激作用によって胃の働きを活発にして消化を盛んにする有効性などが報告されています。特に広く知られているところでは、主成分としてあげられているジンゲロール。これは熱産生成分といわれ、冷えを改善する効果があります。人間にとって最適な体温は36.5〜37℃とされていますが、それがたった1℃下がるだけでも基礎代謝は下がってしまい、「太りやすい」や「病気にかかりやすい」といった体質になってしまうのです。(詳しくはコチラ)
古くからそれらの薬効を利用して、料理・医学にと広く使われてきたショウキョウ。多くの漢方薬に含まれるだけあり、様々な働きをしながら、今日も私たちの健康美を支えてくれています。